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[ エレクトロニクス ]
(2015/12/22 05:00)
ルネサスエレクトロニクスの遠藤隆雄会長兼最高経営責任者(CEO)は21日、日刊工業新聞とのインタビューに応じ「半導体企業のM&A(合併・買収)を検討しており、2016年度にもディール(売買)を成立させたい」との意向を示した。5000億―6000億円規模の投資を想定する。車の先進運転支援システム(ADAS)、モノのインターネット(IoT)の両分野での競争力を高める狙い。
遠藤CEOはM&Aをテコに非連続な成長を実現し、売上高で1兆円超を目指す方向も示した。メモリーを除く半導体企業の世界シェアで「ベスト5位以内に入りたい」と語った。ルネサスの15年3月期の売上高は7910億円。
M&A戦略ではアナログ半導体、パワー半導体に強い海外企業を主な対象にする。ルネサスはマイコンの製品力が高いが、両分野での存在感は薄い。一方、ADASやIoTの普及拡大により、センサーや通信などの機能を担うアナログ半...
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(2015/12/22 05:00)
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