[ 自動車・輸送機 ]

大成プラスが新素材、車ボディー強度3倍−鉄+アルミ、内部にPP

(2016/1/18 05:00)

大成プラス(東京都中央区、大隅光悟朗社長、03・3243・1851)は、自動車ボディー素材として一般的な冷間圧延鋼板の3倍の強度を持つ新素材「新メタルサンド」を開発した。3次元形状にプレス加工した鉄板とアルミ板を重ねて、内部に発泡ポリプロピレン(PP)を射出成形した。表面にウレタンペーストを塗布してさらに強度を高めた。実証実験に入っており、年内の実用化を目指す。

新メタルサンドは、アルミ板と鉄板の表面に薬剤でナノメートル(ナノは10億分の1)の穴を無数に作るナノ・モールディング・テクノロジー(NMT)を施し、PPを射出成形して分子レベルで密着させた。

塗るペーストは米ライノライニングス製の「ポリウレア」。傷を防ぐ目的で、ピックアップ・トラックの荷台や4輪駆動車の車体に使われている。

大成プラスが実施した強度試験では、一般的に自動車に用いられる厚さ0・3ミリメートルの鉄板で荷重1200...

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(2016/1/18 05:00)

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  • 大成プラスは、自動車ボディーで一般的な冷間圧延鋼板の3倍の強度を持つ新素材を開発した。

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