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産業春秋/新入社員は「ドローン型」

(2016/4/4 05:00)

国や多くの企業が新しい年度に入った。行政機関が現在の「4月―3月制」の会計年度を採用したのが今から130年前の1886年(明19)▼教育年度も4月が起点。わが国では「3月卒業、4月就職」が定着しているが、海外は事情が異なる。米国や欧州諸国、中国の学校は9月、隣国の韓国は3月に始まる。行政機関の会計年度と教育年度が、同じ先進国は珍しいようだ▼毎年恒例の日本生産性本部による「新入社員の特徴」。今年は「ドローン(飛行ロボット)型」だそうだ。就職活動日程の変更やめまぐるしい経済情勢の変化といった”強い風“にあおられながらも、なんとか自律飛行を保ち、目標地点に着地(内定)できたというのが同本部の分析▼ドローンは成長分野としての期待感も大きい。安倍晋三首相は昨年11月の「官民対話」で、早ければ3年以内にドローンを活用した荷物の配送を実現すると宣言。政府としてドローンの普及拡大を目指すことを表明した▼「ドローン型」と呼ばれても、新入社員は当面、先輩のエンジンで引っ張ってもらうグライダーのようなもの。しかし、いつの日か、自力で大空を飛び回る存在を目指したい。願わくば、ドローンの成長と歩調を合わせて。

(2016/4/4 05:00)

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