IoT活用の第一歩は、スタータキットから【日立システムズ/PR】

(2016/6/10 05:00)

中小企業のIoT導入の課題とは―IoTの活用に産業界の期待が高まる一方、中小企業の間では「コストがかかる割に、効果が見えにくい」と冷めた見方をする人もいる。従来のIoTシステムは、設備からデータを収集するのに専用のセンサーやシーケンサー(制御装置)、サーバーなどを用いるのが一般的で、電源やケーブル工事を必要とした。しかも、いったん導入するとシステム変更がしにくいなど、資金にゆとりのない中小企業にとってハードルは高かった。

この課題を克服したのが「FutureStage  製造業向け生産管理システム」と、そのオプション機能として提供を開始する「IoTスタータキット」である。「第27回  設計・製造ソリューション展」の日立システムズのブース(東3ホール  東6-22)では、これらを中心に紹介する。

設備の異常検知や相関分析が行える安価なキット

「IoTスタータキット」は、中小企業の現場系ソフトウェアの構築などで豊富な実績のある日本ノーベル社が開発したIoT専用のシステム。これを中小製造業の基幹系ソフトウェアパッケージ「FutureStage」のオプション機能として取り込むことで、ユーザーは基幹業務をパワフルに運用する一方、同じ端末からIoTデータの閲覧や、データ収集の変更などの指示も行えるようになる。

  • IoTスタータキットの概要

「IoTスタータキット」は、工場の現場に設置したセンサー情報から、設備の異常検知や相関分析などが行える。センサー、測定キット、管理キット、パソコンの構成で、従来のIoTシステムの10分の1程度と低価格。無線と外部バッテリー使用のため、長時間使い続けることはできないが、IoT活用の第一歩としての機能を十分に備えたものである。

  • センサーによるデータ収集の光景

  • FutureStageの金型管理画面

失敗しないIoT活用

IoT活用の目的が明確でないうちに多額のコストをかけて工事を行うのは、中小企業にとって得策とは言えない。これに対し「IoTスタータキット」は、「今日はこの機械、明日はあの装置」というように、移動しながらさまざまな設備のデータを収集することができる。そして測定結果から、ある設備に関して「厳格な管理が必要」という判断が導かれたとき、初めて本格的なシステムを導入すれば、IoTで失敗することはなくなるであろう。

特別インタビュー:基幹系+現場系のソフトウェアで、よりパワーアップ

  • 産業・流通営業統括本部 第一営業本部 FutureStage開拓推進部 第二グループ 池田睦主任

―「FutureStage」の特徴と近況は。

「FutureStage  製造業向け生産管理システムは、生産管理、原価管理を中心とした中堅・中小製造業向けの基幹業務システムです。見込み生産、受注生産、個別受注生産など、さまざまな生産形態にハイブリッドで対応でき、多くのお客様からご好評を得ております。当社ではさらにシステムの利便性の向上を図るため、外部企業との連携を含め継続的な機能強化に努めています。今回の『IoTスタータキット』もその1つです」

―「IoTスタータキット」をオプション機能に取り入れた理由は。

「FutureStageは、人手による入力を前提とした情報系の管理システムです。しかし中小製造業でも、今後は情報系だけでなく、機械と直接やり取りするシステムが必要になると考え、日本ノーベルさんと業務提携してオプション機能として取り込むことにしました」

―本格的にIoTを導入したい企業は。

「当社の『ファシリティ・モニタリングサービス』の活用をお勧めします。このサービスは、米OSIsoft製のデータ収集/管理ソフトウェア『PI  System』を基本に、監視センターにマルチテナント型で構築したクラウド型遠隔統合監視基盤サービスです。これにより、さまざまな設備のデータの集約・管理・分析が詳細に行えるようになります」

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(2016/6/10 05:00)

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