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[ トピックス ]
(2016/7/15 05:00)
東芝の成毛康雄副社長は、半導体メモリー事業の2016年4―9月期業績について「当初計画の営業利益50億円から上振れる公算が大きい」との見通しを示した。中国でスマートフォンの大容量化が急激に進んでおり、販売が好調に推移する。同期の営業利益率は10%弱となる見通しで、これまでのメモリー事業の利益率に近づくことになる。今後、為替相場が安定し、過度に円高が進まなければ、通期業績も上振れる可能性がある。
東芝は17年3月期のメモリー事業で、営業利益率3・3%を計画する。従来、同事業の営業利益率は約10―30%で推移してきた。しかし16年1―3月期のスマートフォン市場の鈍化や、15年後半からのNAND型フラッシュメモリーの売価下落を受け、通期計画を低めに想定していた。
同社の半導体メモリーは5月中旬から、中国でのスマホ向け需要が鮮明になり、販売が増加。一部では価格...
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(2016/7/15 05:00)
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