ＭＲＪ１号機、米飛行試験へ再出発−三菱航空機

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三菱航空機（愛知県豊山町、森本浩通社長、０５６８・３９・２１００）は２６日、国産小型ジェット旅客機「ＭＲＪ」試験１号機を、今後の試験拠点となる米国に再出発させた（写真）。今後、運航に必要な型式証明取得のため、気象条件の良い現地で飛行試験を本格化する。

愛知県営名古屋空港（豊山町）を１３時半ごろに離陸し、経由地の新千歳空港（北海道千歳市、同苫小牧市）に１４時５９分に着陸した。ロシア、米アラスカを経由し、１週間以内に米ワシントン州の空港に到着する予定。

試験１号機は８月２７、２８日も出発したが、空調の監視システムの不具合が原因で引き返していた。部品交換などの対策を施し、９月上旬に国内での飛行試験を再開していた。

２０１８年半ばの量産初号機納入を守るには、今後の試験の実施間隔を短くするなどして、１カ月分の遅れを挽回することが求められる。（名古屋）