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[ 科学技術・大学 ]
(2016/9/28 05:00)
“驚くべき”発表の中身は…。米航空宇宙局(NASA)は日本時間27日、木星の衛星「エウロパ」の表面から水が噴出する証拠を発見したと発表した。ハッブル宇宙望遠鏡で撮影したエウロパの画像を解析し、高さ約200キロメートルに及ぶ水の噴出の可能性を示した。NASAは事前に驚くべき発表を行うと予告し、注目を集めていた。
エウロパは木星の第2の衛星。氷で覆われ表面の下に液体の水でできた海が広がっている可能性を多くの専門家が指摘していた。NASAは05年にも欧州宇宙機関(ESA)と共同開発した探査機「カッシーニ」で、土星の衛星「エンケラドス」の表面から噴き出す水蒸気やホコリを検出した。今回の発表でエウロパは水蒸気の噴出が知られる太陽系の2番目の衛星となる。
NASAの発表予告に対しては、世界中のメディアや宇宙ファンから「もしやエウロパに生命が見つかったのでは」「ただの話題づくり」「予算がほしくて大げさに言っているだけ」など、様々な声が挙がっていた。
ふたを開けた結果が期待通りだったかはともかく、水の存在は生命が存在する条件の一つとされる。今後、地球外生命体の探査への期待が高まりそうだ。
(2016/9/28 05:00)
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