スズキ、「ソリオ」に本格ＨＶ−ＥＶ走行でき、燃費３２ｋｍ

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スズキは２９日、小型車「ソリオ」「ソリオバンディット」に新開発のハイブリッドシステムを搭載し、発売した。２０１５年８月の全面改良で、モーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッド車を設定したが、ＥＶ走行も可能な本格的なハイブリッド車（ＨＶ＝写真）は同社初。価格（消費税込み）は１９１万７０００―２０６万２８００円。シリーズ全体で月間３５００台の販売を見込む。

排気量１２００ｃｃエンジンに、駆動用モーター（ＭＧＵ）とオートギアシフト（ＡＧＳ）を組み合わせたパラレル方式のＨＶシステムを搭載。変速機に無段変速機（ＣＶＴ）より小型で伝達効率の良いＡＧＳを採用することで、システムの小型化と加速感のある走りを実現している。

燃費は同社の小型車で最高となる１リットル当たり３２・０キロメートルを達成。１００ボルト高電圧リチウムイオン電池を荷室床下に格納するなど、小型車のスペースを最大限に活用し、ソリオの特徴である広い室内空間を確保した。