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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/12/9 05:00)
ホンダは8日、中国の合弁会社東風ホンダが4輪新工場を建設すると決めたと発表した。年産能力は12万台で投資額は約30億元(約490億円)。2019年前半に稼働する計画。足元のホンダの中国販売が好調で、供給体制を整えて販売を拡大する。
東風ホンダの第三工場となる。武漢市武漢経済技術開発地区内にあり、第一工場から南西8キロメートルの場所に取得した120万平方メートルの敷地に建設する。
生産車種は明らかにしていないが、部品をセットにして流す方式を従来より多く取り入れて効率を上げる。電動化にも対応した工場にするという。
東風ホンダの年産能力は60万台となる。別の合弁会社広汽ホンダの年産能力は60万台、輸出専用工場は5万台で計125万台の年産能力となる。八郷隆弘社長は同日、「旺盛な需要に応えるために最新技術を有する魅力的な商品を投入する」とのコメントを発表した。
東風ホンダ第三工場の建設を巡っては、15年にも着工する方向で検討していたが当時の市場低迷を受けて見送っていた。
ホンダの販売は小型スポーツ多目的車(SUV)「XR―V」、「ヴェゼル」、セダン「シビック」がけん引役となり好調に推移している。
16年の販売目標は120万台で過去最高を更新する見通しだという。
(2016/12/9 05:00)