[ ICT ]
(2016/12/10 05:00)
トロンフォーラム(東京都品川区、坂村健会長=東京大学教授、03・5437・0572)主催による「2016トロンシンポジウム」が14日、東京・赤坂の東京ミッドタウンホールで開幕する。今回は「IoT動く」をテーマに、IoT(モノのインターネット)を実現する各社の組み込みシステムやクラウドシステム、デバイス、技術の展示のほか、坂村会長による基調講演、IoT関連の各種講演やパネル討論会が予定されている。
シンポでは、トロンプロジェクトが提唱するオープンIoT実現に向けたコンピューティングモデル「アグリゲート・コンピューティング」と、そのエッジ側の標準デバイス「IoTエンジン」についての講演をはじめ、2020年に向けた社会全体のICT化推進、モノや場所を識別する世界標準識別子「uコード」とクラウド上のサービスを実現する「uID2.0アーキテクチャ」を解説する。公共交通オープンデータ、訪日外国人向けに各種ICカードやスマートフォン、デジタルサイネージ(電子看板)などを利用してサービス連携を実現する「IoTおもてなしクラウド」などのセッションもある。
さらに、技術協賛するIEEE(米電気電子学会)の幹部が同家電部会のIoTへの取り組みを報告。IEEEが現在あるいは将来採り上げようとしているスマートシティー、サイバーセキュリティー、リブーティング・コンピューティング、ソフトウエア・ディファインド・ネットワーク(SDN)といった新規分野の活動についても紹介する。会期は16日まで。事前登録者は無料。
(2016/12/10 05:00)