[ エレクトロニクス ]

シャープ、可動式太陽光パネル開発−降雪地域で実用化へ

(2017/3/24 05:00)

シャープは雪が降ると太陽光パネルを倒し、晴れると元の位置に戻す太陽光発電用の架台を開発する。パネルを可動式にすることで、積雪による破損や雪下ろしの負担をなくす。2016―17年の冬に山形県内で実証しており、積雪があるため太陽光発電の普及で後れをとる降雪地域に新架台を導入し、実用化を目指す。

開発中の架台(写真)は、地面と固定する支柱を中心に両側の太陽光パネルを下げたり、上げたりできる。晴天時はパネルを水平に保ち、雪が降ると折り畳んで垂直にする。上げ下ろしは手作業ができるようにする。

パネルは雪の重みでたわんだり、割れたりするため、降雪地域の太陽光発電所は雪下ろしが必要。また、除雪作業中にパネルを傷めることもあった。

日本海側の降雪地域と太平洋側では、太陽光発電の導入量に差がある。山形県の導入量は宮城県の6分の1、秋田県は10分の1となっており、シャープは新架台で降雪地域の需要を掘り起こす。

(2017/3/24 05:00)

関連リンク

建設・エネルギー・生活2のニュース一覧

おすすめコンテンツ

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

例題練習で身につく 技術士第二次試験「機械部門」論文の書き方

例題練習で身につく 技術士第二次試験「機械部門」論文の書き方

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいスキンケア化粧品の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいスキンケア化粧品の本

2024年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目受験必修過去問題集<解答と解説>

2024年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目受験必修過去問題集<解答と解説>

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン