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[ 科学技術・大学 ]
(2017/3/24 05:00)
NTTとデンマーク工科大学、フジクラ、北海道大学などの国際チームは23日、現在比100倍超となる、光ファイバー1本当たりの伝送速度が毎秒1ペタビット(ペタは1000兆)以上の大容量データを、世界最長となる200キロメートル超光伝送したと発表した。2025年以降の実用化を見込む次世代の大容量・長距離光通信を支える技術になる。米ロサンゼルスで開催の光通信に関する北米最大の国際会議(OFC)で発表した。
毎秒1ペタビットは、2時間のハイビジョン映画5000本相当を1秒間で伝送可能な速度に相当する。今回、32個のコア(光の通路)を持つ高密度な「マルチコアファイバー」を初めて採用。従来の研究レベルの信号の利用帯域(10テラヘルツ、テラは1兆)に対し、半分以下の帯域(4・6テラヘルツ)ながら、伝送距離を約4倍の205・6キロメートルまで伸ばすことに成功した。
併せて...
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(2017/3/24 05:00)
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