プロスパイン、大型磁気歯車を投入 500kg超の部品搬送

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  新たに追加した大型タイプ（左）と同シリーズの小型モデルを組み込んだマイタ歯車

【仙台】プロスパイン（宮城県大崎市、小林敬社長、０２２９・５５・３３７５）は、円筒型磁気歯車「ＭＰシリーズ」に大型タイプを追加した。円筒×円筒タイプの価格（消費税込み）は、個別見積もりにより異なるが、１セット当たり約２万円程度。２０１９年度に年２０００万円の売り上げを見込む。

追加したのは、「ＭＰ５５５５」。標準ラインアップの追加は約３年ぶり。磁気歯車の直径を最大３５ミリメートルから同５５ミリメートルに拡大した。トルクも２倍以上に高めコンベヤーに組み込んだ場合、５００キログラム以上の部品を運べる。

同社の磁気歯車は、磁力によって非接触で動力を伝達する。従来の機械式の歯車と比べて摩耗がなく、注油などのメンテナンスも不要なのが特徴。重量部品をコンベヤーなどで搬送したいメーカーなどから大型化の要望が多かった。大型化で搬送可能重量が向上することから、すでに大手メーカー２社の受注がある。