欧州国際工作機械見本市・現地座談会、ＩｏＴせめぎ合い本格化

【独ハノーバー＝戸村智幸】ドイツ・ハノーバーで２３日まで開催中の工作機械展示会「欧州国際工作機械見本市（ＥＭＯ）」の会場で、日本工作機械工業会（日工会）の会長、副会長を務めるメーカー首脳に、ＩｏＴ（モノのインターネット）や自動化、自動車の電動化など工作機械産業を取り巻くテーマについて聞いた。（敬称略）

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  落ち着いた雰囲気のＥＭＯ会場

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  飯村氏

飯村氏「日本勢の展示明快」

―今回のＥＭＯの印象をお話しください。

飯村　開会式でドイツのシュタインマイヤー大統領がＩｏＴを中心に話していたのが印象的だった。ＩｏＴが常識になりつつある。ただ、最終的にどこにつなげるのか、見えにくいと感じている。会場では、工具にセンサーを入れ、通信機能を持たせた展示が面白かった。工具の先端を可視化する仕組みで、ＩｏＴにもつながる。

森　驚...