イヅハラ産業・コデラカプロン、銅撚糸ジャガード織の高抗菌性マスク開発

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  ジャガード織の抗菌性マスク

【新潟】イヅハラ産業（群馬県桐生市、赤石重男社長、０２７７・５２・８７８７）とコデラカプロン（新潟県三条市、古寺保治社長、０２５６・３９・６８９８）は共同で、抗菌性に優れる銅撚糸（ねんし）を編み込んだジャガード織のマスクを開発した。感染症予防や粒子状物質（ＰＭ）２・５対策などでの需要を見込む。消費税抜きの価格は１枚３９８０円。両社で販売し、１０月下旬をめどに１０００枚単位で受注を始める。

開発した「ふわっふわっ　美マスク」は、イヅハラ産業のジャガード織技術とコデラカプロンが保有する抗菌性の銅撚糸の特許技術を組み合わせて作製した。肌触りの良い綿、ゴムなどを素材とし、６層織りの真ん中の３、４層に銅撚糸を編み込んだ。リバーシブルで、洗濯して繰り返し使用できる。大人、子ども、幼児向けと三つのサイズを用意し、絵柄や色が異なる３０種類程度をシリーズ化した。

高い抗菌性能に加えて、「消臭効果や静電気防止効果がある」（古寺コデラカプロン社長）としている。インフルエンザの予防やＰＭ２・５、花粉症などの対策用としての需要を見込んでいる。

販売に関しては、１０００枚以上の受注に対応する。国内向けに加えて海外需要の開拓を計画しており、商社経由で中国やベトナム、バングラデシュへの売り込みも検討する。