[ 環境・エネルギー ]

【電子版】米国の原発、今後38年間で全て消滅の可能性 米調査会社が指摘

(2017/9/26 15:30)

  • S&Pのリポートでは操業ライセンスの延長が行われないと想定している(ブルームバーグ)

(ブルームバーグ)米国の原子力発電業界は今世紀半ばまでに事業が立ちゆかなくなる公算が大きい。

 現存する最後の操業ライセンスが失効する2055年までに全ての原子炉が消滅し得ると、S&Pグローバル・レーティングが22日付のリポートで指摘した。ライセンスの延長はないと仮定している。全米に存在する99基の原子炉の半数が向こう17年間で廃炉になる可能性があるとした。

 米スキャナは、費用が200億ドル(約2兆2300億円)余りに膨らんだことや契約を請け負ったウェスチングハウス・エレクトリック(WH)が破産法の適用を申請したことを理由に、サウスカロライナ州に計画していた2基の原子炉建設の中止を発表。S&Pのリポートは、この決定を受けた形となった。安価な天然ガスによる発電や電力需要の低迷で、原発事業者の利益は減少し、発電所の閉鎖が続いている。

(2017/9/26 15:30)

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン