- トップ
- エレクトロニクスニュース
[ エレクトロニクス ]
(2018/3/23 05:00)
住友電気工業は2018年内にも、光ファイバーケーブル母材の生産能力を、現状比で最大3割増強する。情報通信インフラの投資が続く中国やアジア、北米の需要増に対応する。中国・浙江省の工場と日本国内の2工場で生産能力を引き上げる。同事業は過去5年間に、計300億円程度の設備投資をしている。18年も、ここ数年と同水準の投資を続ける。
光ファイバーの最大市場である中国は、携帯電話通信網や家庭向けケーブルの需要が増えている。こうした旺盛な需要に対応するため1月には、住友電工が過半を出資して中国・富通集団(浙江省)と設立した合弁会社「富通住電光導科技(嘉興)」の工場(同)で母材の生産を始めた。これから生産設備を増やし順次、生産能力を上げる。
日本国内では、汎用光ファイバーケーブルの生産に必要な上流工程の材料を生産する子会社の清原住電(宇都宮市)、海底ケーブルや北米データセンター向け多芯ケーブルを生産す...
(残り:202文字/本文:602文字)
(2018/3/23 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。