日本産業広告賞／喜びの声 広告通じ「理念」広めたい

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  歓談する受賞者ら

日本産業広告賞で日刊工業新聞広告大賞を２年連続で受賞したコマツは、２次元コード「ＱＲコード」を紙面に埋め込むなどの手法で工事現場の業務を支援するＩＣＴ（情報通信技術）サービスを巧みに訴求した。大橋徹二会長は「紙面が限られているなか、ＱＲコードを使うと可能性が広がる」と語った。（総合１参照）

三木プーリは新聞部門第３部と雑誌部門で第２席、新聞部門第４部第３席を受賞。三木康治社長は「部品メーカーなのでビジュアルよりも、分かりやすくストレートに機能を訴えかけた。ウチらしい広告表現が評価された」と語った。

文化シヤッターは、新聞部門で第３部第３席とモノクローム広告賞第２席などを受賞した。潮崎敏彦社長は「企業はブランド力が大事。広告を通じて、安心安全な社会づくりなど当社の理念を広めていきたい」と語った。

西松建設は、建設会社が作ったレタスの広告で新聞部門シリーズ第２部第１席を受賞した。高瀬伸利社長は「本業ではない新たな取り組みが評価され大変うれしい。今後も当社の取り組みを社会に訴求したい」と述べた。

同部門第４部第１席を受賞した日立建機は「地道に建設機械を作ってきた『日立建機』を分かりやすく伝えるための広告が評価されて光栄だ」（ブランド・コミュニケーション本部）としている。三菱日立ツールは、同部門シリーズ第１部第２席と雑誌部門佳作を受賞し「Ｗ受賞は社員の誇りになる」（事業戦略本部）と喜びを表した。