新型コロナ／トライ・ユー、軟質素材の立体マスク 折り畳みと密着両立

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【札幌】警備用品製造などを手がけるトライ・ユー（札幌市東区、上杉章社長、０１１・７９２・６５９０）は、軟質ゴム系で折り畳み可能な「３Ｅフェースマスク＝写真」を開発した。ゴムが中心のやわらかい素材で高い密着性を実現。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、３Ｄプリンターを使って開発した。５月末から出荷を開始し、初年度１０００万円の販売が目標。同社は体温計測対応カメラの販売・レンタルも開始しており、感染症対策分野で初年度４０００万円の売上高を目指す。

「３Ｅ」はエコロジー、エコノミー、エマージェンシーを示す。化繊マスクと同様にフラットな状態からユーザーの顔の形状に合わせて密着させ、止めボタンで固定する。サイズは２段階で調節でき、ガーゼやハンカチなどを挟んで使う。サイズ調整可能な製品は１枚７２０円（消費税抜き）、フリーサイズは６８０円（同）。

同社は体温計測対応カメラも開発し、すでに大規模医療機関へのレンタルを始めている。ハンディシングルタイプと複数人を一度に計測可能なマルチタイプの２種類。今後、感染症対策ビジネスを本格化させる。