地域力連携拠点海外展開セミナー
■開催日:9/28(月)13:00〜15:45(開場12:00) ■開催地:徳島

主催:(財)とくしま産業振興機構

以下は、当日の講演内容の要旨になります。プログラムに沿ってまとめておりますので、ご参考ください。

 海外展開を目指す地場企業など31人が参加。海外進出に向けた現地動向や課題などにかんする紹介が行われました。参加者は、海外販路の開拓を計画するに際しての問題点を自社事業に照らし合わすなど、熱心に耳を傾けていました。


■ジェトロの輸出促進事業について

((独)日本貿易振興機構(ジェトロ) 海外市場開拓部 総括課長代理 井上徹哉氏)

 海外販路開拓に向けたポイントは大きく分けて、商品力・実務力・マーケティング力・社長力-の4つです。とくに知的財産保護は、企業の適正な利益を確保する上で必要不可欠です。そして、やはり“強い熱意”が成否を左右します。厳しい国際競争に勝ち抜くために迅速かつ的確な判断が重要といえます。
ジェトロの輸出促進事業は、企業の事業戦略やマーケティング調査について、多くの情報や商談機会の提供を行っています。ジェトロHPでは「貿易実務オンライン講座」や個別企業向けに「ビジネスサポートサービス」を開設しています。展示会などの有効活用とともに、是非とも積極的にご利用していただければと思います。



■中小機構の国際化支援アドバイス事業の紹介と中国の実例紹介

((独)中小企業基盤整備機構 経営支援専門員 松野稔氏)

 私たち中小機構は中小企業の「どんな小さな問題、悩み」についても現実的、実体験に基づいたアドバイスを行っています。例えば中国進出で失敗しないためには、現場での管理体制や営業関連法規定を十分理解するなどの対応が必要です。四国でも高松と松山で、月1回の定期相談日を設け、解決相談にあたっています。海外でも現地同行アドバイスを実施。ともに現地訪問し、客観的アドバイスをさせていただいています。 これらを総括しますと、海外での事業は、全社総力戦であるということです。事業は何事も小さく産んで大きく育てるという点も重要です。海外事業は「人は石垣、人は城」を意識して進めることがテーマとなります。


■中小機構の国際化支援アドバイス事業の紹介と中国の実例紹介

((独)中小企業基盤整備機構 国際化支援アドバイザー 芳賀淳氏)

 国民1人あたりのGDPで日本は既にシンガポールに抜かれ(07年現在)、国全体の 生産力を示すGDPでも2010年に日本は中国に抜かれ世界第3位になると予想されて います。他東南アジア地域でも多くの国が台頭してきています。海外販路の構築では インターネットや展示会を活用することに加え、現地販売店との契約書も忘れては なりません。海外では信用や為替、知的財産権侵害などのさまざまなリスクを回避し なければなりません。国際事業では、資産の保全や経営権の確保といった自社権利保 護が何よりも重要です。撤退条件を事前に決めておく必要もあります。現地社会の特 徴を理解した上でコミュニケーションを円滑に進めることが重要です。「あせらず、 あわてず、あきらめず、あてにせず、あなどらず」の5つの“あ”を念頭に置いて、 アジアでの事業展開を進めることをお勧めします。