地域力連携拠点海外展開セミナー
■開催日:10/7(水)13:00〜16:40(開場12:00) ■開催地:盛岡

主催
岩手県商工会連合会/盛岡商工会議所/奥州商工会議所/
岩手県中小企業団体中央会/(財)いわて産業振興センター/
(財)釜石・大槌地域産業育成センター

中小企業海外販路開拓支援セミナー in 盛岡

以下は、当日の講演内容の要旨になります。プログラムに沿ってまとめておりますので、ご参考ください。

 盛岡会場では海外展開を目指す岩手県内の企業、商工団体関係者ら46人が参加。開会あいさつでは、東北経済産業局総務企画部長の新井誠二氏が、「新興国市場は中小企業にとっても有望な市場。経産省、ジェトロ、中小企業基盤整備機構(中小機構)、地域力連携拠点などが連携し、海外の販路開拓を支援します」と述べました。


■経済産業省による中小企業の海外販売開拓支援について

(東北経済産業局 産業支援課長・国際室長 木村研一氏)

 中国、インドなどアジアの新興国の成長を取り込んで、いかに需要を創造し、ともに成長できるかがポイントとなります。そこで、経産省ではジェトロ、中小機構、商工会議所などと協力し、海外ビジネスに関する情報提供、相談対応、展示会・商談会を実施しているほか、現地でのサポート、知的財産保護など多様な支援プログラムを用意しています。東北地域でも、東北経産局がコーディネート役となり、海外市場を目指す多数の中小企業創出を目標としています。例えば、企業に対する商品化・マーケティング、国際展開準備、販路開拓までステップに応じたきめ細かな支援を行います。


■OIGENの海外販路の取組について
(及源鋳造株式会社 代表取締役 及川久仁子氏)

 鉄瓶は古い、重い、面倒くさいなどと、現代ではニーズがないと思われ勝ちです。その中で当社では行政やジェトロをはじめデザイナー、マーケティング専門家らの協力を得て、欧米や中国に輸出することができました。欧州向けのティーポットは、約100種類のカラーバリエーションを用意しています。 現地のバイヤーはデザインセンス、オリジナリティーを重視しているだけに、ライフスタイル、顧客ニーズなどの情報収集は商社まかせにせず独自に行うことも重要です。
  中国には南部鉄瓶を輸出しています。懸念される模造品や商標の問題については、ジェトロの協力で対応しています。そもそも日本茶と中国茶のマナーは異なります。日本の文化を押しつけるのではなく、日本で培ったノウハウを中国で生かしてもらうという姿勢で、中国ビジネスに臨んでいます。

 


■ジェトロの支援メニューについて

(ジェトロ 盛岡貿易情報センター 所員 島川博行氏)

 ジェトロのサービスを活用すれば無料または低コストで海外販路開拓・展開の準備ができます。 ホームページからは各国の経済概況・貿易制度・輸出入規制に関する基本情報や関税率の検索、 問い合わせが多い相談事例をまとめた貿易投資相談Q&A、引き合い案件や見本市・展示会のDB などを閲覧できます。また、東京本部・各事務所では貿易投資相談を随時受けつけております。

■ジェトロの輸出有望案件発掘支援事業について
(ジェトロ 海外市場開拓部 開拓案件支援課 土橋美樹子氏)

 優れた技術力やオンリーワン商品を持っていながら、輸出経験がないあるいは 輸出ビジネスを 躊躇している中小企業に対し、海外販路開拓や直接輸出の成約に向けた支援を行っています。支援 対象分野は機械・部品、繊維、伝統産品・和雑貨、環境・バイオ・福祉、食品の5分野です。 直接 輸出を成功させるためには、企業内の輸出体制作りも含め、トップの意欲が重要です。 当事業に 興味のある方は、お近くのジェトロまでご相談下さい。


■中小機構の国際化支援アドバイス事業の紹介と中国の支援実例紹介

(中小企業基盤整備機構 経営支援専門員 太田光雄氏)

 中小機構の国際化支援アドバイスは、何回アドバイスを受けても無料で、単に情報を提供するだけに留まらず、相談企業の立場に立って、最善と思われる方法をアドバイスさせていただくことが最大の特徴です。毎月第三木曜日が機構東北支部(仙台)での定期相談日です。
 日本からの中国向け輸出に際して必要なことは、日本の輸出規制管理の仕組みに従うこと、中国側での輸入規制管理を理解しておくこと、模倣品対策とマーケティング戦略の重要な手段として中国での商標権等の知財権を確保しておくこと、国際ビジネスの商談方法や貿易建値条件といった国際貿易の基礎的な知識を身につけておくこと、中国が日本と異なる異文化の国であることの認識などです。とりわけ、最後の異文化認識が最も重要です。当機構のアドバイス制度は、これら全ての事項に対応することができますので、ご活用のほどをお願いいたします。