安定した経済成長が続くインドネシア。そのなかでもリアウ諸島州 バタム（Batam）島は、インドネシアの自由貿易基地（Free Trade Zone：以下 FTZ）の中心拠点です。FTZは、輸出製品を生産するために輸入される資本財や原材料など輸入税を免除され、輸出製品に対する付加価値税や輸出税も免除される、外国企業に有利な輸出拠点です。

　バタム島は、マラッカ海峡の入り口、シンガポールから東南に20km、フェリーで60分の距離にあります。約60社の日系企業がバタム島を輸出拠点として活発なビジネスを展開しています。

　バタム島は工場団地と港湾とのアクセスがよく、バタムフリーゾーン監督庁は、今後、製造工場に加えて造船、IT、観光のセクターを推進してまいります。

　「海洋国家戦略」を掲げる、インドネシア・ジョコウィ新政権でも注目が集まるバタム島の成長路線を進出企業の事例とともにご紹介いたします。2015年末にはASEAN経済共同体もスタートし、ASEAN地域の巨大統合市場も誕生しました。インドネシアと日本の成長に貢献していただける企業の皆様のご参加をお待ちしております。