工業用地ニュース
中国・浙江省の金輝、複合型施設を建設し、日本の中小誘致
中国浙江省に日本の中小企業専用の複合型インキュベーション施設が誕生する。中国で医療機器の製造や不動産開発などを手がける地元企業の金輝が開発主体となり、工場棟や事務所、居住施設などが一体となった施設を建設する。用地面積は約4万平方メートル、建物の総延べ床面積は約11万平方メートル。すでに建設に着手しており、12月に完成する予定だ。

日本の中小企業の進出を促す複合型インキュベーション施設は、上海からクルマで3時間離れた「余姚市」と呼ばれる浙江省の経済都市に立地する。工場棟を2棟、事務所棟を4棟、居住施設を1棟、製品などを展示する「エキシビションビル」を1棟を建設中。
また、日本語のできるスタッフを雇い、現地政府への申請手続きなどをサポートする施設や金融機関が入居するビルも建てる。賃料は1年目無料、2年目半額とし、3年目以降から市場価格で徴収する。金輝は近く日本に事務所を設けることを検討しているが、当面はアジア企業経営研究会(東京都港区、藤原弘会長、03・5765・5821)が日本での窓口となる。

金輝が浙江省・余姚市で建設中の複合型インキュベーション施設
中国は人件費の上昇などで製造業の投資先として魅力に陰りが出ているが、余姚市は人口約100万人の中規模都市。大都市に比べ賃金が安く、大半の労働者は自宅から通うため「定着率が高い」(藤原弘会長)という。
金輝はまず医療関連や環境関連、電子部品などの企業5、6社を誘致したい考え。また日本や香港、中国から1億ドルを調達して基金をつくり、中小企業の事業拡大を後押しすることも検討する。
【2012年4月13日付】
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