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ユニ・チャームなど、マスクで子どものインフルエンザ発症率を5分の1に低減できることを実証

2007年11月1日
ユニ・チャーム、関西医科大学と共同研究
マスクで子どものインフルエンザ発症率を
5分の1に低減できることを実証
〜第39回日本小児感染症学会(2007年11月)にて発表予定〜

 ユニ・チャーム(株)は、関西医科大学との共同研究で、インフルエンザ流行期における子どものマスク装用による効果に関する研究を、東京都荒川区立尾久宮前小学校の協力のもと行いました。この結果、「マスクを装用することで、子どものインフルエンザ発症率を5分の1に低減させることができる」ことを実証いたしました。
  この度の研究成果は、2007年11月の第39回日本小児感染症学会にて発表する予定です。

【研究の背景】
  インフルエンザは、気温が低下し空気が乾燥する冬、咳・くしゃみなどによる飛沫感染、飛沫の付着した物に触った手から鼻粘膜などへの接触感染によって罹る、流行性の高い病気のひとつで、高熱や筋肉痛・関節痛などの症状を伴います。特に子どもは、学校での集団生活に加えて、免疫力が低いため、インフルエンザに感染しやすいと言われており、重い合併症を伴うこともあります。その予防対策には、予防接種のほか、うがい、手洗い、マスクの装用が励行されていますが、マスクの装用による予防効果の検証はなされてきませんでした。
  これに対し、当社はマスクを販売する企業としての立場から、“マスクによって子どもたちの健康を守りたい”という思いのもと、関西医科大学医学部耳鼻咽喉科 久保伸夫准教授、いがらしクリニック 五十嵐利一院長と共同で、マスクの装用による子どものインフルエンザ 予防効果について研究を行いました。
【研究の概要】
対  象 : 東京都荒川区立尾久宮前小学校に通う1〜6年生の男女 308名
期  間 : 2007年2月5日から3月2日まで
方  法 : 倫理委員会による承認を得たのち、保護者の同意を得られた生徒に対して、登下校時及び清掃時に、マスクを装用して過ごした生徒と、マスクを装用せず過ごした生徒のインフルエンザ罹患の様子を、症状日記と診断を通じて調査し、発症率を比較した。

【研究の結果】
  有効回答を得られた254名を比較したところ、期間中マスクを装用せず過ごした生徒103名の うち、インフルエンザに罹った子どもは10名、発症率は 9.7%に対して、マスクを装用して過ごした生徒151名のうち、インフルエンザに罹った子どもは3名、発症率は2.0%という結果でした。これにより、インフルエンザ流行期にマスクを装用して過ごすことで、子どものインフルエンザ発症率を5分の1に低減できることが実証されました。同年2月、同区内の子どものインフルエンザ発症率が、8.2%であったことからも、マスクの装用による効果が実証されたと考えます。

【学会発表】
  今回の研究成果は、第39回日本小児感染症学会(日時:11月9日〜11日、場所:パシフィコ横浜)にて発表する予定です。

【関西医科大学医学部耳鼻咽喉科 久保伸夫准教授のコメント】
関西医科大学医学部耳鼻咽喉科 久保伸夫准教授
「マスクの装用は、ウイルスを含んだ飛沫の侵入を防ぎ、自分の手で鼻を触ることができないといった点で、インフルエンザ感染を防ぐ有効な手段であると思います。今回の研究成果から、学校保健の立場からも、より多くの子どもたちにマスクを装用することを指導することを推奨します。登下校や清掃時のみならず、休憩時間や在宅時にも、マスクの装用を心がけてほしいと思います。」



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