新技術・新製品
東北大、グラフェンの強磁性化をスパコン使い確認
【仙台】東北大学金属材料研究所は、米バージニア・コモンウェルス大学などと共同で、グラファイト(黒鉛)をシート状にした集合体となるグラフェンが強磁性体になることをスーパーコンピューターを活用した大規模計算で確認した。計算手法は実験値を使わずに新物質などを予測する第一原理計算を用いた。計算結果から、室温で炭素と水素を安定した状態とする半水素化の手法により強磁性を持つことなどが分かった。
遷移金属のドーピングなど従来のグラフェン磁性化は、磁性の特性が安定しないなどの課題があったという。新たなグラフェンの磁性化では、シートの片側のみに水素をつける半水素化により、安定した強磁性が得られることを原子構造、スピン密度などの計算結果から確認した。磁性は「鉄と同様な特性を持つ」(東北大金研)としている。
炭素原子が結合したグラフェンは六角形の格子構造を持つ物質。
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