新技術・新製品
京大、試薬を開発−がん細胞の低酸素領域可視化
【京都】京都大学医学研究科の近藤科江教授は、がん細胞の低酸素領域を可視化する試薬を開発した。開発したのはネズミなど動物向けのもので、年内めどにオリエンタル酵母工業がモニター販売を開始する。がん細胞の低酸素領域はがん転移の一因とされるなどがん治療で注目されており、がん治療法研究用途での利用を見込む。
がん細胞は酸素や栄養素が行き届いている部分と、行き届いていない低酸素の部分に分かれる。がん細胞の転移は低酸素の部分がより酸素の多い環境を求めて起こるとされるとともに、がんの悪性度が高ければ低酸素領域も広い。そのため低酸素領域の可視化によってがんの悪性化の診断や、同領域の集中的な治療に役立つと見込む。
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