新技術・新製品
九大、光RAM素子を開発−世界最高の動作電流
【福岡】九州大学大学院総合理工学研究院の浜本貴一教授は、世界最高の動作電流範囲を持つ光RAM(随時書き込み読み出しメモリー)用メモリー素子を開発した。電流範囲を従来の8ミリアンぺアから94ミリアンぺアに拡大したことで、全集積デバイスを同一電流で駆動させることが可能となる。同教授は「光RAM用メモリー素子の実用化が前進する」と期待している。米国で開催中の国際会議「OFC2010」で24日発表する。
情報通信研究機構の委託研究で開発した。同素子は異なる発振モード(光の導波形態)を同一半導体レーザーで発振させることで、光が干渉する相互利得抑制領域が増大、従来の10倍以上の動作電流範囲を実現した。
光RAMは光と電気信号の相互変換を行わない「全光ルーター」の主要部品だが、集積時に全素子を同一電流で駆動できないなどの課題が多かった。
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