新技術・新製品
慶大、CO2原料に室温で炭素―炭素結合の形成に成功
掲載日 2012年06月27日
慶応義塾大学理工学部の山田徹教授らの研究グループは、二酸化炭素(CO2)を原料にして有用な化合物を得る反応で、炭素―炭素結合を形成することに成功した。これまで炭素―酸素結合や炭素―窒素結合を形成する例はあったが、室温で炭素―炭素結合を形成できるのは初めてという。炭素―炭素結合が形成できると、より有用な化合物が作りやすくなる。CO2を原料にした化学反応の研究開発が活発化する中で注目されそうだ。
成果は近日中にドイツ化学会誌アンゲヴァンテ・ケミーに掲載される。開発したのは、アセチレンを含むケトンという化合物にCO2を結合させる反応。生成物としてラクトンという化合物が得られる。CO2の炭素とケトンの炭素で新たな炭素―炭素結合が形成される。
触媒には銀を使う。常温、10気圧の条件で反応が進み、収率は最大で91%。
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