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日刊工業新聞社は「2004年(第47回)十大新製品賞」の受賞製品を別表の通り決めた。本賞は毎年、企業が開発し、実用化した製品の中から優れた10点を厳選して表彰する制度。今回は電気・電子、機械、繊維、食品、住宅など82社、91点の応募があった。贈賞式は27日11時から東京・飯田橋のホテルグランドパレスで行い、受賞各社に表彰状と盾、副賞(賞金)が贈られる。
今回は、本賞創設者の故増田顕邦氏にちなみ、応募製品の中で、とくに優れたものに贈られる「増田賞」に住友電気工業の「ビスマス系高温超電導線」を選んだ。
また、日刊工業新聞社のキャンペーンテーマ「進化する日本力(にっぽんぶらんど)」に合わせ、優れた技術と国際競争力をもつ製品に対して贈る「日本力(にっぽんぶらんど)賞」に、シャープの「ウォーターオーブン『ヘルシオ』」と、日立製作所・日立ハイテクノロジーズの「心臓磁気計測システム」を選定した。
受賞製品はいずれも先端技術を駆使した製品。IT、ナノテクノロジー、高精度加工技術、セキュリティー技術など時代のキーテクノロジーを反映しており、新たな市場の拡大が期待される。「知識ナビゲーションシステム」でソフトウエアが初めて受賞したのも注目される。
増田賞に選定された住友電気工業のビスマス系高温超電導線は、独自開発の焼成法を使い実用化レベルの高温超電導線の製造技術を開発、製品化したもの。従来の銅線の100倍以上の電気が流せる。1000メートルを超える長尺の高温超電導線が工業製品として量産できるようになったのは画期的。送電ロスの解消や省エネに大きく貢献するとの評価を得た。
今回の応募各社の業種別内訳は、家電・電気機器・情報関連機器39社、機械・機械工具・精密機器28社、医療機器6社、その他9社だった。これまで応募が少なかった繊維、食品、住宅分野からの応募があるなど、新しい動きも見られた。
贈賞式の模様はこちら(動画)Windows Media Playerが必要です
第47回2004年十大新製品賞
《本社選定》(社名は五十音順)
【増田賞】
◇ビスマス系高温超電導線 住友電気工業
【日本力(にっぽんぶらんど)賞】
◇ウォーターオーブン「ヘルシオ」 シャープ
◇心臓磁気計測システム 日立製作所
日立ハイテクノロジーズ
【本賞】
◇アルティメート精密成形機「ULシリーズ」 アイダエンジニアリング
◇世界最小・薄型のカード型カメラ付き携帯電話「N900」 NEC
◇インテリジェント複合加工機「MULTUS B300」 オークマ
◇水だけで洗える肌着「ECOMAGIC」 グンゼ
◇マイクロLMガイド「RSR1」 THK
◇知識ナビゲーションシステム「指南車」 トヨタケーラム
◇小型円筒研削盤「EGProcessor」 豊田工機
◇非接触型 手のひら静脈認証装置 富士通
◇オキシライド乾電池 松下電池工業
◇インテリジェント検査ユニット 三菱電機
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