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| 「第3回モノづくり連携大賞」(日刊工業新聞社主催、新エネルギー・産業技術総合開発機構=NEDO、中小企業基盤整備機構共催)の受賞案件が決まりました。審査委員会(小宮山宏委員長=東京大学総長)が94件の応募案件について厳正に審査した結果、大賞以下計11件を選定しました。同賞は産学官連携の優れた事例を表彰し、我が国産学官連携の一層の普及発展につなげる趣旨で創設したものです。2008年11月26日に東京・有明の東京ベイ有明ワシントンホテルで贈賞式を行いました。 |
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九州大学のネットワークを活用した「置けば無線LANエリア!
手乗りメッシュアクセスポイント」の事業化 |
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九州大学知的財産本部、九州大学大学院システム情報科学研究院知能システム学部門、九州大学ビジネス・スクール、財団法人 福岡県産業・科学技術振興財団(ふくおかIST)システム、不二法律事務所、知的財産綜合事務所NEXPAT、船井財産コンサルタンツ福岡 、PicoCELA |
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手ブレ計測・補正評価システムの開発と技術移転 |
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電気通信大学、キャンパスクリエイト、船井電機、カメラ・光学機器メーカー各社、谷電機工業 |
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産学官連携による次世代耐熱マグネシウム合金基盤技術開発 |
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熊本大学、九州大学、九州工業大学、東京大学、千葉大学、大阪大学、日本大学、日産自動車、神戸製鋼所、ジヤトコ、アーレスティ熊本、アーレスティ栃木、日本金属、九州三井アルミニウム工業、不二ライトメタル、野毛電気工業九州事業部、熊防メタル、オジックテクノロジーズ、ネクサス、熊本県、熊本県産業技術センター、くまもとテクノ産業財団 |
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繊維王国福井の人・技連携でヒット商品を創出した多層構造織物技術の開発 |
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福井県工業技術センター、福井大学、永平寺サイジング、西川産業、帝人ファイバー |
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結晶粒微細化プロセス“CREO”および同材料の温間塑性加工技術の実用化 |
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リナシメタリ、ナイス、日本ハードウェアー、AP&T、九州大学、三菱UFJ信託銀行 |
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生体にヒントを得た環境中フッ素等対策技術の開発・実用化〜KOSEN発エコイノベーション・とやまから世界へ〜 |
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富山工業高等専門学校、チヨダウーテ、泥土リサイクル協会、大林道路、アグロジャパン北陸、山崎砂利商店、森崎、ビーケーギューリニ・ジャパン |
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産学ジョイントベンチャーの起業による熱応答性磁性ナノ粒子の事業化 |
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マグナビート、神戸大学、東京大学、チッソ、関西バイオビジネス研究会、産業技術綜合研究所 |
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光インターコネクション技術の開発 |
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産業技術総合研究所、住友電気工業、NEC、日本特殊陶業、日立化成工業、ヒロセ電機、イビデン、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ、リコー、三井化学、フジクラ、富士ゼロックス |
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地方中小都市における自助独立型のモノづくり中小企業支援「AREC」 |
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AREC、ARECプラザ、上田市 |
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酪農家からの要望を実現した農商工連携による作業省力化−乳牛排泄物清掃装置「ダングクリーナー」の開発− |
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伊藤工作所、岩手県工業技術センター、葛巻町サンシャイン牧場、拓殖大学、新興製作所、岩手県知的所有権センター、花巻市起業化支援センター |
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16歳からの“将来の工場長”育成教育プログラムの開発と実践 |
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金沢工業高等専門学校、アール・ビー・コントロールズ、オリエンタルチエン工業、共和工業所、澁谷工業、玉田工業、長野ポンプ、別川製作所、北菱、山一精工、石川製作所、中村留精密工業、馬場鐵工所、村谷機械製作所、発紘電機、ヨネモリ、ブイ・アール・テクノセンター、小島プレス工業、ムラテックC.C.S、石川県、石川県産業創出支援機構、金沢工業大学、金沢工業大学ものづくり研究所、金沢高専同窓会 |
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| 2008年11月7日、日刊工業新聞 大学・産学連携面(29面)より転載 |
第3回モノづくり連携大賞は07年4月〜08年5月に、産学官連携で知的財産の社会的活用にある程度のめどがついたもの(開発途上を含む)が対象だ。審査委員会では(1)連携経緯(2)技術内容(3)市場性
(4)社会貢献性・地域性など特筆すべき点―で点数評価したうえで議論(審査委員は所属機関案件の議論には参加せず)して受賞案件を決めた。 |
モノづくり連携大賞(賞金は100万円)技術は手のひらサイズの超小型中継基地局で、無線LAN通信エリアを段階的に拡大するものだ。九州大学知的財産本部が、開発の各段階で課題となる人材確保を的確にした。福岡のベンチャー支援の会や米国ベンチャー経営者らが多角的にかかわり、国際的な実証実験や九大発ベンチャー設立を経て、事業会社などと交渉に入っている。
日刊工業新聞社賞(50万円)は、デジタルカメラの手ぶれとその補正を計り評価するシステムで、電気通信大学が海外1社を含むカメラ・光学機器メーカー10社へ技術移転した。大学の技術が特定業種の多企業の製品開発に貢献する新しいモデルだ。技術移転機関(TLO)が教員サポートを付けたソフトウエア契約で工夫したのも注目だ。
新技術開発賞(50万円)は高強度マグネシウム合金を自動車部品などに活用するうえでの課題を、川上から川下まで地域結集で乗り越える。くまもとテクノ産業財団が熊本県の補助金で、熊本大学内に溶解・鋳造、成形・加工、研究、電子顕微鏡の各研究棟を設置。常駐に近い研究員16人や加工の中小企業を含め合宿研究会を開催し、まもなく板などのサンプル供給体制も整う。
中小企業部門賞(50万円)は、福井県の工業技術センターと中小企業の永平寺サイジングが中核となった。繰り返しの力にもへたりにくい扁平(へんぺい)な糸というアイデアで、製造装置を共同開発した。ニーズの高い床ずれ防止マットで大手メーカーが実用化した。
特別賞(各10万円)のうち九州大学の結晶粒微細化プロセスは、知的財産信託を活用した特許ライセンス第1号が特徴だが、九大発ベンチャーの設立、複数の地元企業との量産体制構築など総合評価も高い。富山工業高等専門学校はボードメーカー、建設会社、リサイクル協会、解体工事企業などと連携。廃石こうボードや建設汚泥で問題のフッ素化合物を、難溶性のフッ素アパタイトに変え溶出を抑える技術に取り組んだ。
熱応答性磁性ナノ粒子は、長く開発に携わったチッソが主役だ。チッソと共同研究相手の神戸大学教員の共同出資ベンチャーを設立し、診断薬メーカーとの共同開発へ進む段階にある。一方、光インターコネクション技術のリーダーは産業技術総合研究所だ。光による情報伝送をコンピューターのバックプレーンに利用。独自のマッチングファンドやオープンスペースラボを使って多分野の企業と連携した。
長野県上田市での地域連携は全国のモデルとなる。中小企業の会「AREC」や信州大学、自治体が伝統の繊維産業などでつながり、数件で具体的な技術成果を出した。話題の農商工連携で目を引いたのは、岩手県花巻市の酪農家ニーズを反映した乳牛排せつ物清掃装置だ。食の安全など問題になる中で日本の一次産業を支え、全国で活用できる。金沢工業大学などの石川県金沢市を中心とするコミュニティーでは、モノづくりの人材の育成を大学や高専、自治体、地域企業で手がける。具体的な技術成果は挙がっていないが、今後の広がりに期待して受賞となった。
審査委員は委員長の小宮山宏東京大学総長のほか小寺山亘九州大学特任教授(前理事・副学長)、西山徹日本経済団体連合会産業技術委員会産学官連携推進部会長(味の素技術特別顧問)、石井昌幸東京商工会議所ものづくり推進委員会委員長(桂川精螺製作所社長)、梶田直揮中小企業基盤整備機構理事、千野俊猛日刊工業新聞社社長が務めた。日刊工業新聞社主催、新エネルギー・産業技術総合開発機構=NEDO、中小企業基盤整備機構の共催。経済産業省、文部科学省、日本経団連、日本商工会議所の後援。
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