大阪府の北西部、人口1万8000人ほどの大阪府豊能町が、スマートシティー計画の先導的な役割を果たそうとしている。同町の人口は1995年には2万6000人程度だったが、急速に少子高齢化が進み、今や半分近...

複数のプレーヤーでコンピューターゲームの対戦をし、勝負を決めるeスポーツ。学生らの人気を受けて今春、東は日本大学、西は近畿大学でeスポーツ施設がオープンした。教員など年長者は、遊びの側面や依存症など負...

今年の桜は美しいと感じられなかった。自宅近くの用水路沿いに咲き誇る姿は変わらないはずなのに、色は薄く寂しげに映る。長引くコロナ禍で、あるいは21世紀とは思えぬ惨事を前に、沈みがちな気持ちが影...

ウクライナ侵略に対する制裁で欧米企業がロシアから撤退する中、政府は日本が権益を持つ原油開発のサハリン1、液化天然ガス(LNG)の同2と北極圏のアークテックLNG事業をすべて維...

男性の育児休業を促進する「改正育児・介護休業法」が4月から3段階で施行される。企業は、男性が育休を取得しても業務が滞らない仕組みづくりが求められる。事業継続計画(BCP)の一環として意...

サイバー空間の脅威が高まる中で、日本の製造業を狙ったサイバー攻撃が増えている。安全対策の強化はもとより、工場のデジタル変革(DX)化を進める上でもリスク管理の強化が急がれる。 ...

さまざまなモノの値上げが止まらない。国際的な原材料価格の高騰に加えて、原油価格上昇による物流費の高騰が要因だ。3月から値上げされたのはティッシュペーパー、トイレットペーパーといった日用品やハ...

世界が混迷する中でいささかのんきな話題で恐縮だが、地元商店街の歩道の街灯が最近、新しくなった。1カ月ほどかけて通りの片側ずつ、古い柱を撤去して新たな街灯を設置していく。工事が終わるとすっかり夜の通りが...

帰宅してポストに入っている電気、ガス料金の請求書を見てげんなりした。使用量は少ないのに徴収金額は前月より高い。自分なりに気をつけていたものの、値上げの圧力は個人の努力を上回って押し寄せている...

政府の新型コロナウイルス感染症対策は「戦を見て矢を矧(は)ぐ」かのようだ。オミクロン株の急拡大が指摘されながら3回目のワクチン接種も出遅れた。司令塔機能を抜本的に強化し、変化...

シニア世代と地域を結びつける目的で発足した奈良フェニックス大学(奈良県大和郡山市)がこの4月で10年の節目を迎える。一般的なカルチャースクールとは異なり、地域づくりを担う人材を育成する...

科学、技術、工学、芸術、数学を総合的に学ぶSTEAM(スティーム)教育が注目されている。以前からの理数教育のSTEM(ステム)に近年、Aが加わった。このAは幅広い教養と...

制度があるのに使えない―。男性育休をめぐる実情が変わる転機になるかもしれない。 4月から段階的に施行される改正育児・介護休業法。

2022年は50年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に向け重要な年になる。ただ、資源のない島国の日本が、再生可能エネルギーを軸とする欧州主導の方法でエネルギ...

家計の財布のひもがなかなか緩まない。岸田文雄政権は18歳以下への10万円給付や賃上げ促進税制などで国内総生産(GDP)の過半を占める個人消費の喚起につなげたい意向。だが現行の金融・財政...

1月上旬に米ラスベガスで開かれるデジタル技術見本市「CES2022」の目玉として、インターネット上の仮想空間「メタバース」関連の展示が注目される。メタバースが次世代のコミュニケーション・プラットフォー...

これまで経済界を中心に多くの方を取材してきた。その中で最も刺激を受けたのは、11月に肺炎で亡くなった日本生命保険名誉顧問の宇野郁夫さんだ。小柄だが存在感の大きさから「小さな巨人」と呼ぶ人もいた。...

バブル経済崩壊後に「失われた」日本経済は、すでに30年。失ったものの一つが、物価高に対する国民の耐性だ。 値上げを好む生活者はいない。

2050年にカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を目指すことと、足元で起こる原油や石炭価格の高騰は密接に関係している。時間軸を誤れば世界経済に多大な悪影響を及ぼす。...

コロナ禍は東京一極集中の限界を示した。都内で自宅療養中に病状が悪化しても入院できない医療崩壊が起きた。岸田文雄政権は感染再拡大防止や経済対策に万全を期すとともに、強靱(きょうじん&#...