記事検索結果

原子力機構の価値原子力の社会実装に向けて(45)α線放出核種の分析装置（2023/9/26 科学技術・大学）

α線内用療法に利用される元素として、アスタチン(元素記号At)、ラジウム、アクチニウムなどがあるが、このうち、Atは非常に希少で、地球上にごく微量しか存在しない。

量子科学技術研究開発機構(QST)は、この悪性褐色細胞腫の治療のため、放射線の中でも細胞殺傷能力の高いアルファ線を放つアスタチン211(211At)にドラッグデリバリー...

量子科学技術でつくる未来(44)標的アイソトープ治療 RI標識薬、がんに局所照射（2022/5/12 科学技術・大学）

肝臓に転移がんを持つマウスにα線を放出するアスタチン211を結合した抗体薬剤を静脈注射し12時間動態する実験にこの手法を適用した。... アスタチン211標識抗体薬剤のがん細胞への線量集中性が非常に高...

量子科学技術研究開発機構(QST)ではこのハーセプチンにアルファ線を放出するアイソトープの一つ、アスタチン211を結合させ、目印分子HER2を発現しているがん細胞だけに、アスタチン21...

量子科学技術でつくる未来(40)標的アイソトープ治療加速器で「α線源」製造（2022/4/7 科学技術・大学）

アスタチンの化学的特性は核医学において利用実績豊富なヨウ素に類似する。従って、従来のヨウ素創薬技術を利用・発展させ、がんに集積しやすいアスタチン創薬を効率的に実施・評価できる。この結果アスタチンは国内...

阪大、甲状腺がん標的アルファ線治療医師主導治験を開始（2021/11/30 総合３）

アスタチンのヒトへの投与は世界初。... アスタチン化ナトリウム注射液を静脈内投与すると、標的となる全身の再発・転移巣に取り込まれたアスタチンがアルファ線を放出し、がん細胞を死滅させる。 &#...

中部電、超電導コイル活用加速がん治療など目指す（2019/12/4 建設・生活・環境・エネルギー２）

がん治療では、体内から腫瘍にアルファ線を照射する治療薬に用いるアスタチン製造用の加速器に応用する。

α線放出のがん注射薬、阪大が製造成功安全・効果的な治療期待（2019/4/24 科学技術・大学）

その後、安定剤を加えるなどの処理を行い、甲状腺がんに集まりやすくし、α線を放出する注射薬「アスタチン化ナトリウム」を完成した。

阪大・核物理研究センター、カナダ加速器研に分室核医学などで企業後押し（2019/2/7 大学・産学連携）

主力の同位元素は日本でアスタチンだが、世界ではアクチニウムだ。

理研の最前線(21)伝統の研究応用で新産業開拓（2018/9/17 科学技術・大学）

アスタチンは、放射性壊変時に大きなエネルギーをもったα粒子を放出するRI。がん細胞に選択的に集積するアスタチンを含んだ薬を患者に投与し、α線でがん細胞を破壊してがんを切らずに治療することが期待されてい...

転移性胃がん標的薬、量研機構が開発マウスで効果確認（2017/6/30 科学技術・大学）

HER2を認識する分子標的薬「トラスツズマブ」にα線を放出する原子「アスタチン―211」(211At)に付加して「211At標識トラスツズマブ」を作成した。