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両社はこれまで相互出向などを行い、その中で「『飛脚JR貨物コンテナ便』などのサービスが生まれた」。... 大型コンテナでの複数の荷主の貨物の混載輸送や飛脚JR貨物コンテナ便の拡大などに両社で取り組む。
両社は現在、トラック輸送と鉄道輸送を組み合わせた環境負荷の低い輸送サービス「飛脚JR貨物コンテナ便」を展開している。
飛脚のミニチュア、江戸期に江戸と大坂の東西物流を担った貨物船「菱垣廻船(ひがきかいせん)」の模型、実際に物を運ぶ際に使用された荷役道具などを間近に見ることができる。
従来は銀行店舗の営業員を通じて相手を探しており、「飛脚が運んでいたのが、電子メールに変わるくらいの衝撃がある」(渋谷愛郎三井住友銀常務執行役員)と効率が上がる。
佐川急便は社外のスタートアップと事業・サービスを共創するアクセラレータープログラム「HIKYAKU LABO(飛脚ラボ)」を始めた。
それでも減少傾向が止まらず、近い将来赤字転落が見込まれている▼江戸時代は通信や運輸は民間の「飛脚」が独占。幕府や大名の公的な飛脚便も財政難から次第に民間にアウトソーシング化した。
前日本郵政社長の西室泰三の下、佐川急便の「飛脚宅配便」買収が検討されたが不調に終わり、豪トール社の買収に踏み切った経緯がある。
この環境変化でヤマト運輸「宅急便」、佐川急便「飛脚宅配便」、日本郵便「ゆうパック」の上位3社に変化があった。
佐川急便の「飛脚ゆうメール便」も受託するゆうメールは半期で約16億7000万個(冊)と前年同期比で5・6%伸ばした。
それまで展開してきた自主回収などの一貫サービス「リコール・トータルサービス」や、パソコンなどの修理品輸送サービス「飛脚パソコン便」といった既存サービスの組み合わせを再構築。
これまで電話集荷受付は18時までだったが、24時間受け付けることで、2時までに集荷すれば、飛脚航空便で東京など全国主要都市に同日中に配達できる。
主力商品の飛脚宅配便が通信販売市場の伸長や、修理品、返品物などの輸送を担うリバース・ソリューションの展開、館内物流の受託強化で、取り扱い個数が増加。飛脚クール便も東日本大震災による個数減少から回復し、...