政府、米独とＩｏＴで連携−産学官組織で競争・協調の道探る

政府主導で設立された産学官組織のロボット革命イニシアティブ協議会は、製造業のＩｏＴ（モノのインターネット）活用に向けて米独と連携を深める。このほどドイツの産学官組織と相互訪問などを始めたのに続き、２０１６年初頭にも米国と交流を始める。２月には東京都内で国際会議を開き、両国の産学官から第一人者を招く。ＩｏＴの技術開発や標準化をめぐり日米独間の競争が始まる一方、協調も模索する。

ドイツの産学官連携組織「インダストリー４・０プラットフォーム」と事務スタッフの相互訪問を始めた。米国では米ゼネラル・エレクトリックなどが主導する「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム」と交流するため、年内に訪問を打診する。

国際交流の一環として、２月１５日に東京都内で会員対象の国際会議を開催、ＩｏＴを巡る公開討論を行う。

ＩｏＴやビッグデータ（大量データ）、人工知能を活用した製造業の高度化は国際競争力...