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[ 政治・経済 ]
(2016/5/16 05:00)
経済産業省はIoT(モノのインターネット)が製造業に浸透した場合、国内総生産(GDP)押し上げ効果が約13兆円となる試算をまとめた。効果が高いとされる自動車産業では、モデルベース開発による開発期間の短縮、複数企業での在庫状況の可視化などで生産効率化が進展、約2兆6000億円の導入効果を見込む。経産省は導入効果を明示し、IoTをはじめとする第4次産業革命を後押しする。
自動車のほか工作機械、鉄鋼、食品の4産業だけで、約5兆5000億円の経済効果があると試算した。それ以外の製造業を含めた全体で約13兆円となり、環太平洋連携協定(TPP)発効に伴うGDP押し上げ効果と同規模となる。試算は20日に政府が閣議決定する2016年版「ものづくり白書」に盛り込む。
自動車産業では設計―生産の共通CADモデルの導入やモデルベース開発で、車両開発期間が短縮できると想定。試算によると現在より半年短い2年半に...
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(2016/5/16 05:00)
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