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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/6/14 05:00)
タカタが、保有するホンダの株式の大半を売却したことが分かった。2015年3月末時点の保有数は約223万株で貸借対照表計上額は約87億円だったが、16年4月末までに数万株を残して手放した。タカタの16年3月期連結決算はエアバッグのリコール(回収・無償修理)に関連した製品保証引当金や弁護士費用などの特別損失が響き、2期連続の当期赤字だった。株式売却で手元資金を充実させ、資金繰りに備えるとみられる。
ホンダはタカタ株の1・2%を保有する大株主。ホンダは現在販売する新車の約半数でタカタ製エアバッグモジュールを採用するなど両社の関係は深い。ただタカタは手元資金が薄くなっており、5月11日の決算会見で「持ち合い株式を優先的に売却し、自動車メーカーの株式も了解を取り付けながら売却していく」(野村洋一郎タカタ取締役)としていた。
タカタの有価証券報告書によると15年3月末時点でホンダやトヨタ自動車、日...
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(2016/6/14 05:00)
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