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[ 科学技術・大学 ]
(2016/6/27 05:00)
理化学研究所環境資源科学研究センター合成ゲノミクス研究グループの松井南グループディレクターらは、タイヤなどに使う天然ゴムの資源となる樹木「パラゴムノキ」の全遺伝情報(ゲノム)の概要(ドラフトゲノム)を解読した。ドラフトゲノム配列は全長15億5000万塩基対で、配列上に遺伝子が約8万4000個あると予測。遺伝子情報全体の93・7%以上を網羅できたとみている。
ゲノム解読で同樹木の品種改良の効率が上がり、天然ゴムの生産性や機能向上につながることが期待される。
同樹木は栽培量の9割が東南アジアの熱帯地域に集中している。樹皮を傷付けた際に分泌する乳白色の液体「ラテックス」が天然ゴムの原料となる。
研究チームは同樹木の中でもタイやマレーシア、インドネシア、インドなどで広く栽培される「RRIM600」という系統のゲノム解読を試みた。ドラフトゲノムの解析により、葉や茎に比べてラテックスは天然ゴム関...
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(2016/6/27 05:00)
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