[ オピニオン ]

産業春秋/執念の銅メダル

(2016/8/23 05:00)

リオデジャネイロ五輪が日本時間22日、閉幕した。日本選手団は金12を含む過去最多の41個のメダルを獲得した。印象的だったのは過半数の21個が銅だったこと。これは2000年のシドニー五輪の獲得総数18個を上回る。

雑誌『致知』9月号にウシオ電機会長の牛尾治朗さんが稿を寄せている。英国の欧州連合離脱が世界に衝撃を与えたとした上で、激動の時代に生きるには思想家の安岡正篤が説いた「中游(ちゅうゆう)」の精神が大事だとつづる。

中游とは、川の流れの真ん中にいて悠々と流される様。「ほどほどの地位を維持する」の意とされる。牛尾さんは「時によっては、先頭に立たず、後方にも落ちず、潮流とともに流れることも大切」と説く。

五輪選手は、だれしも先頭に立ちたかったろう。立てずとも4位以下になるまいと必死だった。その執念が銅メダル量産につながったと言えないか。前回ロンドン大会向けの選手強化策が今も有効だった英国が、メダル67個のうち金が27個を占めたのとは対照的だ。

次は言うまでもなく東京五輪。世界の政治・経済の混迷の中では中游であっても、スポーツは別だ。国別のメダル争いはともかく、ひとりでも多くの日本選手が表彰台の中央に上がってほしい。

(2016/8/23 05:00)

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