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(2016/10/5 05:00)
【若手研究者の励みに/首相】
大隅良典東京工業大栄誉教授のノーベル生理学医学賞受賞が決まったことを受け、政府内からは4日、大隅氏への賛辞が相次いだ。安倍晋三首相は衆院予算委員会で「誰もやっていないことに挑戦する、チャレンジする姿勢が今回の受賞につながったのではないか。若手研究者への大きな励みになる」と大隅氏をたたえた。
菅義偉官房長官は記者会見で「わが国の学術研究の水準の高さが世界で認められた」と指摘し、松野博一文部科学相も「国民にとって大きな誇りと励みになる。わが国の科学技術のレベルと層の厚さを世界に示した」と述べた。鶴保庸介科学技術担当相は「イノベーション創出を阻害している制度・仕組みを徹底して見直したい」と語った。
【水準の高さ示す】
経済産業相・世耕弘成氏 わが国の基礎研究や技術開発の水準の高さを国内外に示す大変喜ばしいことだと思う。大隅栄誉教授の研究成果が今後、がんやパーキンソン病などの難病治療に応用されることを期待したい。21世紀に入ってからのノーベル賞の受賞者数は米国に次いで日本は2位。今後もこうした研究の成果が世界に発信されていくことを期待したい。
【医療の質の向上】
厚生労働相・塩崎恭久氏 心からお喜び申し上げ、お祝いしたい。厚生労働省としては、医療における新しい科学の活用に意味がある。医療の質の向上につながる研究は、しっかりと支援していきたい。
■福岡市、大隅さんを名誉市民に
福岡市の高島宗一郎市長は4日の定例記者会見で、ノーベル生理学医学賞に決まった同市出身の大隅良典東京工業大栄誉教授に、名誉市民の称号を授与する意向を明らかにした。
高島市長は「市出身者の活躍が評価され、大変うれしく誇りに思う。教授の名誉を長くたたえて子どもたちの夢や希望になればいい」と語った。
(2016/10/5 05:00)
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