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福島県沖地震/大地震、今後も発生の恐れ−専門家、警戒促す

(2016/11/23 05:00)

22日に発生した福島県沖地震では、強い揺れとともに津波も発生。未曽有の被害をもたらした2011年3月11日の東日本大震災を思い起こした人は多かったはず。今回の地震は同震災の余震とされるが、専門家は今後も同規模の地震が発生する恐れがあるとして警鐘を鳴らしている。

【東京大学地震研究所地震予知研究センターの平田直教授/余震起きやすい】

今回の地震は2011年の東北地方太平洋沖地震の余震の一つ。地震の規模を示すマグニチュード(M)7以上の余震は約2年ぶりだ。だが、人が感じないような小さな余震はずっと続いており、東日本大震災前に比べて発生数が1・5倍以上ある状態だった。M7以上の地震は、今後5年くらいは1、2年に一度起こる可能性がある。適切な堤防があれば1、2メートルの津波は防げるが、東北の太平洋沿岸では、完全には堤防が復旧できていない部分もある。

今後も東北地方太平洋沖地震の影響で地震が起きやすい状態は続くので引き続き注意してほしい。「震災から5年も経過したから大丈夫だ」と思ってはいけない。

【東京大学地震研究所災害科学系研究部門の古村孝志教授/正断層型が増加】

今回の地震は北米プレートの内部で起きた。震源が海底の深さが30キロメートルより浅い場所で、地震の規模を示すマグニチュード(M)が7以上だったため津波が発生した。2011年に東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震以降、東北地方の太平洋側では正断層型地震が起きやすくなっている。

それまでは地面が東西に圧縮されていたため逆断層型地震が多かったが、東北地方太平洋沖地震の影響で地面が東西方向に延び、正断層型地震が増えている。まだまだこういった地震が続く可能性がある。海の陸に近い場所で地震が発生した場合、津波はすぐに襲ってくる。津波警報が出たら、ただちに避難する必要がある。

(2016/11/23 05:00)

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