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安川電、ロボットの設計・開発機能を海外に部分移管−主要市場でニーズ対応

(2016/11/25 05:00)

  • アーク溶接ロボット「モートマン―ARシリーズ」

安川電機はロボットの設計・開発機能を部分的に海外に移管する。主要市場の米州、中国、欧州で現地ニーズに合った製品を開発することが狙い。本社の技術者を各地に送り込み、2017年度に本格的に活動を開始する。16年から投入している最新機種を基に、地域ごとに可搬質量などを最適化した製品を開発する方針。成長度の高い海外市場を牽引(けんいん)役に、ロボット事業の売上高で18年度に15年度比10・3%増の1700億円を目指す。

現在は国内に集約しているロボット本体の開発機能を、海外拠点にも持たせる。米国オハイオ州マイアミズバーグ市、中国江蘇省常州市、ドイツバイエルン州アラースハウゼン市などの拠点が移管先の候補。日本人技術者を数人ずつ配置し、開発体制を整える。

可搬質量やリーチ(最大作業範囲)などを、各地のユーザーやシステム構築(SI)企業の要望に合わせて最適化することが狙い。アーク溶接ロボット「モートマン―ARシリーズ」など、16年から発売している最新機種を現地仕様に作りかえ、順次投入する方針だ。

現在、同社が海外拠点に配置している技術者は、ロボットと周辺機器を組み合わせシステム化するSI担当者などが中心。ロボット本体の開発も部分的に現地化することで、競争力を底上げする。

(2016/11/25 05:00)

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