[ 科学技術・大学 ]

阪大、廃棄物と水から水素生成する触媒開発−携帯型発生装置開発へ

(2016/11/28 05:00)

  • 開発した金ナノ粒子触媒のa)写真、b)透過型電子顕微鏡像(赤丸の中の黒い点が金ナノ粒子)、c)走査型電子顕微鏡による金ナノ粒子の環状暗視野像

大阪大学太陽エネルギー化学研究センターの金田清臣特任教授らは、工業廃棄物のヒドロシラン類と水から、水素を効率的に発生できる金ナノ粒子触媒を開発した。

触媒を反応液に出し入れすることで水素発生をオン・オフ制御できる。室温・大気中で簡単に多量の水素が生成でき、携帯型の水素発生装置への応用が見込まれる。

研究チームは、シリコーン製造工程で発生するヒドロシラン類を、安価かつ安定な水素の貯蔵物質として利用しようと着目。無機物の上に直径1・9ナノメートル(ナノは10億分の1)程度の金ナノ粒子を調製した固体触媒を開発し、高効率に水素を取り出すことに成功した。

水素は反応性が高く爆発の危険性も伴うため、貯蔵・運搬には課題も多い。また生成には大量のエネルギーが使われる。

必要な場所で、必要な時に、必要な量だけ水素を作れる携帯型の水素発生装置が実現できれば、水素社会が大きく前進すると期待される。

(2016/11/28 05:00)

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