[ その他 ]
(2017/1/19 05:00)
キャンパスベンチャーグランプリの九州大会に当たる「第16回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」で、崇城大学の古賀碧さん、後藤みどりさんのプラン「Ciamo 焼酎粕を利用した光合成細菌の培養キットの開発・販売事業」がグランプリに選ばれた。熊本の球磨焼酎の粕(かす)を使い、高価な光合成細菌を安価に農水産分野などに展開する内容。光合成細菌は農産物の生産性や品質向上に効果があるが、細菌の価格が高く普及していなかった。審査委員は、「熊本らしいテーマでビジネスとしての広がりも期待できる」と評価した。
九州経済産業局長賞は、鹿児島大学の山本道雄さんによる「病気の子ども達に『健康な子どもと同じ体験』を届ける!」。長期入院している患者に臨場感のある360度映像で、健康な子どもと同じ体験をリアルタイムに届けるというプラン。
あらかじめ撮影した自然や社会体験の映像コンテンツを、タブレット端末やVR(仮想現実感)ヘッドセットで提供する。
その他の受賞テーマと代表者は次の通り(敬称略)。
▽九州経済連合会長賞=九大ジビエプロジェクト―糸島ジビエ研究所―(九州大学・西村直人)▽優秀賞=ビジネスマン応援 歯の汚れ数値化(九州大学・小山昭則)▽同=医療材料自動読み取り装置―Qums カムズ(北九州工業高等専門学校・穴井達)▽同=SoyDeli 本物の豆乳を使った商品の開発と販売(崇城大学・松田大輝)▽同=快適なカーブを実現する自動車用特殊システム―sctal―スチール(北九州工業高等専門学校・池田顕喜)▽同=大学発ベンチャー企業支援事業 その技術届けます!〜医療を選択するという未来のために〜(鹿児島大学・阿多優里菜)
(2017/1/19 05:00)