- トップ
- 化学・金属・繊維ニュース
[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/1/23 05:00)
旭化成はベトナムに自動車用エアバッグなどに使うナイロン繊維工場を2019年度にも新設する検討に入った。投資額は100億円規模になる。全世界でエアバッグ装着車台数が堅調に伸びる中で、エアバッグ関連メーカーのベトナム進出が相次ぐ。市場の安定成長が期待でき、素材の地産地消に向けて大型投資の必要性が高まっている。
旭化成は現在、宮崎県延岡市の工場でエアバッグの原糸となるナイロン66繊維を製造している。ベトナム進出となればナイロン繊維では初の海外生産拠点となる。19年度にも稼働する予定。年産能力は当初1万―2万トンになるとみられる。17年度中に投資の最終判断を下す方針だ。
ナイロン繊維はエアバッグの需要拡大に伴い、これまで延岡工場を増設してきた。16年に生産能力を1割増強したばかりだが、すでに能力不足に陥っている。
このため18年にかけて約25億円を投じて、さらに能力を1割程度引き上げる見...
(残り:251文字/本文:651文字)
(2017/1/23 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。