[ 自動車・輸送機 ]

IHI、「F―35」エンジン専用の瑞穂工場稼働

(2017/3/28 05:00)

  • F―35向けエンジンを製造するIHIの瑞穂工場

IHIは瑞穂工場(東京都瑞穂町)で建設を進めていた、最新鋭ステルス戦闘機「F―35」に搭載する「F135ターボファンエンジン」の専用工場を稼働したことを明らかにした。同工場は組立工場と試運転場で構成するが、まずは組立工場で作業を始めた。IHIは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)によるエンジン製造に、下請け生産として参画。生産したエンジンは防衛省向けとなる。下請け生産に必要な設備費用などは防衛省と随意契約しており、契約額は約243億円とみられる。

新工場は地上5階建てで、延べ床面積は約1万4000平方メートル、建築面積は同5448メートル。F―35は1機当たりエンジン1台を搭載するシングルエンジン仕様。防衛省はF35を42機購入し、1年に6機ずつ導入する計画だ。新工場もこれに合わせ、年産6台分程度の生産能力を持つ。

IHIはエンジンの整備事業も視野に入れる。米政府はF135エンジンの整備拠点について、18年初期までに豪州に、その3―5年後に日本での設置を決定している。整備事業に参入できれば、工場の稼働率を高められるほか、防衛省にも運用面で利点が大きい。

また、IHIはF135向け部品の製造もP&Wから請け負っており、19品目の生産が決まっている。エンジン部品は相馬工場(福島県相馬市)と呉第二工場(広島県呉市)などで生産する。

両工場とも部品生産に向けた専用設備を整備済み。米政府の認可やP&Wとの契約が完了した段階で、本格生産に乗り出す。将来は扱う部品点数を増やすことも検討する。

F―35は米ロッキード・マーチンを主体に世界9カ国の政府・企業が共同開発している。防衛省は一部完成機輸入を除き、国内企業の参画を決めた。米政府との調整を踏まえ機体最終組み立ては三菱重工業が、エンジン組み立てはIHIが担当することになった。

(2017/3/28 05:00)

関連リンク

機械・ロボット・航空機1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

未来の科学者との対話19
第19回 神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 受賞作品集

未来の科学者との対話19 第19回 神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 受賞作品集

今日からモノ知りシリーズ 
トコトンやさしい新幹線技術の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい新幹線技術の本

グローバル図面(新ISO準拠)って、どない描くねん!
幾何公差で暗黙の設計意図を見える化する

グローバル図面(新ISO準拠)って、どない描くねん! 幾何公差で暗黙の設計意図を見える化する

攻略!「マシニングセンタ作業」技能検定試験
<1・2級>学科・実技試験

攻略!「マシニングセンタ作業」技能検定試験 <1・2級>学科・実技試験

日本ドローン年鑑 2021

日本ドローン年鑑 2021

必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集
装置を動かすラダー図作成のテクニック

必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集 装置を動かすラダー図作成のテクニック

Journagram→ Journagramとは

PR

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用しています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる