芝本商店、リヤカー型の非常用浄水装置 ソーラー充電でどこでも

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  車輪付きで川や池など水のある場所に移動させて使える

【姫路】芝本商店（兵庫県加古川市、芝本忠雄社長、０７９・４２２・２２００）は、災害時に適した移動式の浄水装置「ＴＯＰレスキューＲＯＩＩ」を発売した。太陽電池で発電しバッテリーに充電した電力で浄水する。消費税抜きの価格は６００万円からで、初年度５台の販売を目指す。

同装置には車輪が付いており、河川やため池、プールなど水のある場所に人力で移動することが可能。活性炭で濾過後、逆浸透膜（ＲＯ膜）などでさらに濾過して紫外線（ＵＶ）殺菌することで、飲料水だけでなく医療用衛生水も被災地で確保できる。１時間当たり１２０リットルの水を精製する。

大きさは幅１７００ミリ×奥行き８５０ミリ×高さ１６００ミリメートルで、重さは２３５キログラム。東京労災病院が試験導入済みで、災害対策用として地方自治体などにＰＲするほか、平常時のイベント用としての利用も提案する。