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上野動物園135年/動物園を支える最新技術−赤ちゃんパンダ期待

(2017/3/31 05:00)

  • ジャイアントパンダのシンシン

  • 多くの人で賑わう上野動物園

  • 動物医療センターの回復室は外から一部見学することができる

恩賜上野動物園の人気者、雄パンダのリーリーと雌パンダのシンシン。いま、2012年以来の赤ちゃんパンダ誕生が期待されている。

同動物園にはパンダをはじめ、ゾウやトラ、ゴリラやエゾジカなど380種、2617点(16年3月末時点)の動物がいる。3月20日には開園135年を迎えた。

開園以来、動物の健康状態のケアに力を入れている。

現在、その取り組みの核となっているのは最先端の医療施設「動物医療センター」だ。動物の治療や、死亡原因を特定する解剖、検疫を行っている。

老朽化した動物病院と検疫施設を集約・高度化し、16年4月に建てられた。建設費は約6億5000万円。診療手術室やレントゲンCT室、検疫室、回復室、検査室など最新設備をそろえた。

診療手術室には発光ダイオード(LED)製の自然光に近い無影灯を導入しており、獣医が手術しやすい。来園者が屋外から診療手術室内を見ることも可能だ。

環境にも配慮している。建物屋上には容量20キロワットの太陽電池を設置して動物医療センター内で使う電力の一部をまかなう。近隣への動物の臭いの配慮も徹底し、光触媒による脱臭装置も屋上で稼働する。

同動物園は、国内外から年間390万人が来園する人気スポット。動物をもっと理解してもらおうと、16年4月からは日・英・中・韓の4言語による園内ガイドサービスを提供し、来園者サービスの向上にも努めている。

(2017/3/31 05:00)

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