[ 医療・健康・食品 ]

ニュース拡大鏡/農水省・コマツなど、農機コスト削減へブルドーザー活用

(2017/4/4 05:00)

【トラクターに改良 高耐久性の利点生かす】

  • 建機のブルドーザーを農機に活用してコストを下げる

農林水産省はコマツや石川県農林総合研究センター農業試験場などと共同で、ブルドーザーを利用し農業機械のコストを削減する研究に取り組む。農機よりも耐久性が高い建設機械であるブルドーザーの利点を生かし、汎用性のあるトラクターに改良。農繁期はトラクターや種まき機に、農閑期は建機として使う。建機メーカーなどの農機市場への参入も促し、競争原理が働くことでさらにコストダウンを進める効果も狙う。(編集委員・嶋田歩)

【3分の1に下げ】

農林水産省は年間を通じて、ブルドーザーを効率よく運用するといった工夫により、アタッチメントも含めた機械コストを、現在の農機と比べ3分の1へ引き下げるのが目標。2019年度末にも達成したい意向だ。

同プロジェクトにはコマツや石川県に加え、京都大学や福井県なども参加する。ブルドーザーの耐久稼働時間は、15年相当で約8000時間。同4000時間のトラクターの約2倍あり、長く利用できるため機械コストを低減できる。

【機構など改良】

ブルドーザーに耕うんや代掻(しろか)き、水田の均平化作業などに使う専用アタッチメントを取り付け、農作業に使えるようにする。動きを精密に制御できるよう、油圧機器や接続機構などを改良する。コマツはすでに、ブルドーザーを平らに地ならしをする均平化の作業に使用した実績がある。

農機のコストが高いのは、使用する時期が種まきや耕し作業といった一時期に限られるためだ。年間を通じ、使わない期間が長いことにも原因がある。

農水省はそこで、農繁期に農機としてブルドーザーを利用。他の期間は建機として使い稼働期間を長くして、コストを引き下げる方法を検討している。操作も農家自身が行うほかに、建機リース会社が操作を担当するオペレーター付きで水田などに派遣するプランも研究し市場への参入と競争を促す考えだ。

(2017/4/4 05:00)

関連リンク

建設・エネルギー・生活2のニュース一覧

おすすめコンテンツ

実務に役立つ 
食品分析の前処理と実際

実務に役立つ 食品分析の前処理と実際

図面って、どない読むねん!LEVEL 00 第2版
―現場設計者が教える図面を読みとるテクニック―

図面って、どない読むねん!LEVEL 00 第2版 ―現場設計者が教える図面を読みとるテクニック―

設計者は図面で語れ! 
ケーススタディで理解する幾何公差入門
公差設計をきちんと行うための勘どころ

設計者は図面で語れ! ケーススタディで理解する幾何公差入門 公差設計をきちんと行うための勘どころ

実践!モジュラー設計
新規図面をゼロにして、設計の精度・効率を向上させる

実践!モジュラー設計 新規図面をゼロにして、設計の精度・効率を向上させる

図解よくわかる植物細胞工学
タンパク質操作で広がるバイオテクノロジー

図解よくわかる植物細胞工学 タンパク質操作で広がるバイオテクノロジー

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

Journagram→ Journagramとは

PR

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用してしています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる