- トップ
- 科学技術・大学ニュース
- 記事詳細
[ 科学技術・大学 ]
(2017/5/18 05:00)
【川越】東京電機大学は2018年4月に理工学部で修士課程までの一貫教育プログラムを始める。学部の3年生から大学院修了までの4年間を「オナーズプログラム」として宇宙工学、生体医工学、環境工学の3分野を用意。専門性の高い科目の履修や長期のインターンシップ(就業体験)などで高いレベルの技術者を養成する。
今後、成長が見込まれる領域で、学系(学科)の枠を超えた専門性の高い教育を提供するのが狙い。来春入学する1年生からが対象となる。成績上位10%以内の優秀な学生のみ希望できる。
複数の学系やコースにまたがって授業を選択できるようにするほか、独自にアクティブ・ラーニング型科目や外部研究者による指導なども用意。修士課程ではインターンや外部への派遣研究も行う。
例えば、宇宙工学プログラムでは人工衛星からの情報の解析のほか、衛星との通信、小型衛星の設計開発に必要な知識や技術を習得する。履修した学生には独自に履修証明書を交付して認定する。その領域のスペシャリストとして関連する企業や研究機関への就職を目指す。履修証明プログラムとして、文部科学省からの認定取得も目指す方針だ。
理工学部では18年4月に学系を改編し、生命科学系、電子工学系、機械工学系の3学系を新設する。専門性をより高めるのが狙いで、新プログラムの導入とともに「より実践的な人材を育てる」(川井悟理工学部長)考えだ。
(2017/5/18 05:00)