[ ロボット ]

屋内のドローン自動飛行、新菱冷熱が基盤技術 難所測定に活用

(2017/5/23 05:00)

  • 制気口に向かって飛行するドローン

新菱冷熱工業(東京都新宿区、加賀美猛社長、03・3357・2151)は22日、飛行ロボット(ドローン)を屋内で自動飛行させるための基盤技術を開発したと発表した。工場の高い天井や立ち入りの困難な場所での測定作業に活用できる。足場の組み立てや高度な操縦作業が不要になり、作業の効率化に寄与する。

同技術は産業技術総合研究所(産総研)と共同開発した。屋内を撮影するカメラでドローンに装着したマーカーを検知することで、ドローンの飛行位置を認識する。その情報を基に、ドローンが指定された対象物に自動で飛行する仕組み。

今回はまず、天井の制気口から吹き出る風量を測定するドローンを開発した。フード状の測定装置をドローンの中央に設置して測定する。

高さ3・5メートルの制気口の測定では、1カ所5分かかっていた作業を1―2分に短縮できたという。制気口は通常、一つの建物で数十カ所以上にあり、工場では10メートル近い高所にもある。今後は屋内設備の遠隔監視などへの活用も検討する予定だ。

(2017/5/23 05:00)

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